“ヤンキー”の子たちの男性性の由来とは?
2020年10月23日、運営メンバーでのオンライン学習会「“ヤンチャな子ら”の男性性と暴力」を開催しました。
講師は、『<ヤンチャな子ら>のエスノグラフィー ヤンキーの生活世界を描き出す』(青弓社、2018年)の著者・知念渉さん。
ヤンチャな子らの男性性がどのように構築され、その男性性がなぜ「暴力」と関係してしまうのか、約6年にも及ぶ大阪の公立高校等でのフィールドワークを踏まえたお話をして頂きました。
親からの虐待、性別役割の意識や、先輩・後輩の上下関係に縛られる学校でのピアプレッシャー、地域の産業構造が生活に与える影響…。
ヤンチャな子らを取り巻く環境が、いかに男性性の構築を支え、「暴力」との関係を生み出す可能性があるのか、意見交換も交え理解を深めました。
「男性」という言葉の背後にある一人ひとりのさまざまな背景・経験を踏まえ、より多くの「男性」たちへWRCJの活動を伝えていくためのヒントを頂きました。
当日のスライド
※当日の全編動画(ZOOM録画)は会員向けの限定サービスとなります。
文:小倉祐輔(WRCJ事務局)
編集・構成:松田明功(同事務局 / スタジオ・ボウズ)