『 #ボクらは誰も傷つけたくない 「男らしさ」の謎を探る冒険』|ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン

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#ボクらは誰も傷つけたくない|ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン

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※印刷物は、公益財団法人京都市男女共同参画推進協会のオンラインストアで販売しております。

このページの目次

思春期から始まる「有害な男らしさ」の謎を探る

下ネタ知識の多さ、身長の高低、恋人の有無、勉強の出来不出来…。

思春期の男の子たちは、外見や性格、言動などさまざまな「男らしさ」の価値観や序列にさらされ、悩みを抱えます。

序列の下位に陥るまいと「男らしさ」のマウンティングと競争に躍起となり、そこに潜む暴力性を気づかないまま、他者を、あるいは自身をも傷つける─。

女性はおろか男性自身も苦しめるそれは、「有害な男らしさ」として近年、知られるようになってきました。その呪縛から解かれるためには─?

思いを共有するウィングス京都とコラボ。思春期から始まる男らしさと暴力の関係について、ブックレット『 #ボクらは誰も傷つけたくない 「男らしさ」の謎をめぐる冒険』を制作しました。

男子集団・男社会を解剖するコンテンツ

#ボクらは誰も傷つけたくない|ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン

20・30代になったボクたちが思春期の謎ルールを振り返ってみた

下ネタワードの豊富さでカースト上位、性教育の授業が笑いのネタ、恋バナの延長が必ずセックス…。

「あれって、何だったの?」。かつての男の子たちが、思春期の頃にさらされた数々の謎ルール・レッテル、男同士のしんどかったエピソードについて振り返る座談会です。

男子集団解説 ~男らしさ6つの生態~

さまざまな基準での競争、エロ知識・俗説をひけらかす、同性愛を茶化す、排除されないよう空気を読む…思春期の、男子の集団に見られる特徴を紐解きます。

そこには、大人の社会でも共通する「力と支配」「暴力容認」といった価値観が広がっています。

「男らしさ」が誰かを傷つけるとき

「強引な男はかっこいい」。こうした価値観は今も残っています。

男らしさは往々にして暴力と結びつき、「力(パワー)」で相手を従わせることに寛容な空気を生み出します。

力(パワー)による支配のあらわれとして、若者たちがさらされやすいデートDV。その原因について考えます。

男の子とデートDV ~加害・被害と向き合うために大人ができること

「別れさせ」ても解決ではない。

デートDVに直面した時、大人たちはどうすべきか? デートDV、暴力への向き合い方について、認定NPO法人エンパワメントかながわ理事長の阿部真紀さんに伺います。

部活やいじめにも性暴力が潜んでる件~男性から男性への加害

男性から女性への加害に隠れ、見過ごされがちな男性から男性への加害。

「からかい」や「じゃれ合い」として扱われてしまう男の子同士での性暴力。その見えづらい実態について解説します。

男性が「弱さ」でつながるということ

「からかい」や「いじり」といった競争的なコミュニケーションで、関係をつなごうとしがちな男たち。

逆に「弱さ」を語り合うことで、男らしさの呪縛を解く─。男性同士の対話グループ「ぼくらの非モテ研究会」を主宰する西井開さんに、語り合いの実践から見えてくるものについて伺います。

「男らしさ」が、暴力に向かわないために

大人から、「男らしさ」をずらしていく。

思春期の男の子たちが抱える男同士のさまざまなピア・プレッシャーに、大人たちはどう向き合うべきでしょうか。制作メンバーからの発信です。

指南書 ~「男らしさ」を考えるブック・WEBガイド

思春期男子から大人まで、自身の悩みや葛藤に寄り添うおすすめ本・WEBサイトをご紹介します。

ドット絵で描く「男らしさ」を探る冒険

#ボクらは誰も傷つけたくない|ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン

コンテンツ企画はホワイトリボンキャンペーン・ジャパン(WRCJ)とウィングス京都のコラボ。コロナ禍の中、数ヶ月にわたりオンラインでディスカッションを重ね、コンテンツを練り上げました。

思春期、ゲームにハマったという人も多いのでは、という想像から始まり、重くなりがちなテーマを親しみやすく演出するため、RPGを思わせるドット絵(ピクセルアート)で、誌面をデザインしました。

デザイン制作は、WRCJのメンバーでもある松田明功(フリーランス・デザイナー)が担当しました。

ホワイトリボンキャンペーン・ジャパンとは

ホワイトリボンキャンペーンジャパン

ホワイトリボンキャンペーン・ジャパンは男性が主体となって、性暴力やDV、さまざまなハラスメントにNOを示すことを呼びかけています。

暴力の加害者の多くは男性ですが、暴力をしない多くの男性たちは「当事者の問題だ」として無関心になりがち。しかし身近な女性が、あるいは自分自身が被害者にならないとは限らず、男性にとって無関係とは決して言えません。

私たちは「男性の非暴力宣言」を掲げ、あらゆる場面で暴力という手段を選ばず、また目の前の暴力に沈黙しない男性を増やすべく、活動しています。

ぜひ私たちの活動にもご注目ください。

#ボクらは誰も傷つけたくない|ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン

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※印刷物でご希望の方は、公益財団法人京都市男女共同参画推進協会までお問い合わせください。


Gender Hand Book vol.2 #ボクらは誰も傷つけたくない 「男らしさ」の謎をめぐる冒険

【概要】
A5、全16ページ、カラー、2020年11月発行
【企画・編集】
(一社)ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン(WRCJ)
(公財)京都市男女共同参画推進協会
【編集・デザイン】
松田明功(スタジオ・ボウズ https://studio-bouzu.net
【協力】
(公財)京都市ユースサービス協会
【発行】
(公財)京都市男女共同参画推進協会