共同代表
多賀 太
TagaFutoshi (関西大学教授)
WRCの活動に参加しようと思ったきっかけは、カウフマンさんの印象的な次の言葉。「暴力を振るわない男性であるあなたが、暴力を振るう男性の代わりに罪の意識を感じる必要はない。しかし、女性に対する暴力をなくすために、あなたにもできることがあるのに何もしていないとしたら、そのことは問い直してほしい」。暴力を振るわない男性にも、いや暴力を振るわない男性だからこそできることを、みんなで見つけ合って取り組んでいきたいと思います。
〈Profile〉 1990年代半ばの大学院生のときに、教育社会学を専攻しながら男性学の研究を始め、同時に、関西や九州の市民グループなどを通じて、男性が抱える問題の解決や男性の生き方の問い直しに取り組む活動に参加。九州大学助手、久留米大学准教授などを経て、2008年に関西大学に着任。ホワイトリボンキャンペーン(WRC)との出会いは、2001年にWRC共同創設者であるカナダのマイケル・カウフマン来日講演のとき。2012年、英国WRC理事の来日をきっかけに、神戸の女性たちの呼びかけで始まった「ホワイトリボンキャンペーン・KANSAI」の活動に参加し、それが今日のWRCJの活動につながっている。現在、奈良県男女共同参画審議会委員。著作に『男子問題の時代?』(学文社)、『男性の非暴力宣言』(岩波書店)、『揺らぐサラリーマン生活』(ミネルヴァ書房)、『男らしさの社会学』(世界思想社)など。
安藤 哲也
AndoTetsuya (NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事、
NPO法人タイガーマスク基金代表理事)
〈Profile〉 9回の転職を経て2006年にFJを設立。父親向け講演、企業・自治体でのイクボス養成セミナーなどで全国を歩く。NPO法人タイガーマスク基金代表、内閣府「男女共同参画推進連携会議」委員等も務める。著書に『父親を嫌っていた僕が“笑っている”パパになれた理由』(廣済堂出版)など
伊藤 公雄
ItoKimio (京都産業大学客員教授)
学生時代、長いことラディカルな学生運動に参加していました。当時「暴力」とどう向き合うか、いろいろ悩んだことを思い出します。社会を変えるためにも、不公正や差別への怒りは重要なモメントです。問題は、この怒りを「暴力」につなげないことだと思います。今、ガンジーの非暴力運動についていろいろ読み直しています。みなさん、どうぞよろしく。
〈Profile〉 1951年生まれ。現在、京都産業大学現代社会学部客員教授・ダイバーシティ推進室長。京都大学名誉教授。大学院生時代に研究分野のひとつとして男性性研究を開始、「男性が変わる、男性を変える」ことが、現代社会にとって必要不可欠な課題と考えている。著書に『男性学入門』(作品社)、『新編日本のフェミニズム』(岩波書店)、『「男らしさ」という神話』(NHK人間講座)、『とまどう男たち』(大阪大学出版会)など。
監事
大山 治彦
OyamaHaruhiko (四国学院大学教授、メンズセンター(Men’s Center Japan)運営委員長)
事務局 / 運営メンバー
小巻 健
KomakiTakeshi (音楽鑑賞団体職員・ギタリスト)
〈Profile〉 1999年、大阪音楽大学短期大学部ギターコース卒業。98年日本ギターコンクール大学生の部奨励賞(大阪・イシハラホール)受賞。2006年同コンクール中級の部金賞並びに読売賞(新大阪・ムラマツリサイタルホール)受賞。WRCJの前身であるホワイトリボンキャンペーン・KANSAI(WRCK)が設立した2012年から参加している。
松田 アキノリ
MatsudaAkinori (フリーランスデザイナー)
〈Profile〉 フリーランス・デザイナー。WRCJでは広報ツール(WEBサイト・パンフレット・映像)の企画・制作を担当。男社会特有の競争主義やマウンティングの取り合いにやりづらさを感じていたところ、WRCJのシンポジウムを訪れそのまま活動に参加。
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