(公財)京都市男女共同参画推進協会と共同制作したGender Hand book vol.2 『#ボクらは誰も傷つけたくない ~「男らしさ」の謎を探る冒険~』、おかげさまで多くの皆さんから、感想をお寄せていただいています。
「性に関する資料は、女性側から書かれているものをよく目にするので、男性側からの話が新鮮!」
「授業で使いたい」
「男の子を持つ保護者はもちろん、学校の先生や部活の指導者、職場の管理職の人に広く読んでもらいたい」
「男性だから伝えられるメッセージ満載」
など、SNSでもシェア拡散いただき、ありがとうございます!
男らしさのモヤモヤについてディスカッション~発刊記念イベント
発刊記念として昨年11月14日、トークイベント「”男らしさ”に悩む思春期の男の子に、大人はどう関われる?」を開催。オンライン含め、全国から本当にたくさんの方にご参加いただきました。
性の話、大人から伝えるアイデアとは
イベント第1部では、「性の話をもっと気軽にオープンに」でおなじみの、助産師で性教育YouTuberのシオリーヌ(大貫詩織)さん @shiori_mw から、「性の話、ジェンダーの話。大人から男の子に伝えるためのアイデア」と題してお話いただきました。
大人がこども若者に一方的に教えるのではなく、あくまでも意思決定をするのは本人、その選択肢を狭めないようにサポートする、という視点、とても大切ですよね。
昨年12月には、『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識』(イースト・プレス/2020年12月6日)を出版されています。本当にこども若者一人ひとりの「自己決定」を大切にされているシオリーヌさん、ご参加いただきまして、ありがとうございました!
「男子サイドの話を聞く機会が少なく、新鮮」~トークセッション
第2部では、「思春期男子の生きづらさに、大人はどう寄り添う?」をテーマに、4人の方から「男性」としてのそれぞれの経験をもとに、トークセッション。
冊子の座談会にもご参加いただいた大月隆生さん(立命館大学・大学院生)、こども若者支援の現場から國兼淳さん(京都市ユースサービス協会・ユースワーカー)、男性の生きづらさを語り合う場を主宰する西井開さん(Re-design-for-Men・ぼくらの非モテ研究会)、そして進行は共同代表の多賀太(関西大学教授)が務めました。
参加者の皆さんからは、
「男性の(思春期の)社会を知ることができた」
「思春期の息子を持つ親としてためになりました」
「若い世代の男性達が、男性性をめぐる状況と自分を振り返って真摯に語られた言葉に感動した」
「男子サイドの話を聞く機会は今までなかったので、理解しているつもりのことも改めて気づくこともあり、男性からの体験を交えたお話は新鮮でした」
「そもそも、男の子たちが、性のことでこんなにしんどい思いをしているのだということに驚きました」
と、たくさんの感想をお寄せいただきました。
※イベント主催:京都市
企画運営:(公財)京都市男女共同参画推進協会
『#ボクらは誰も傷つけたくない』PDF配布中
今回の冊子は、PDF版をダウンロードしてお読みいただけます。一部を資料として授業で使ったり、話のキッカケにして「男性」同士での語り合いの場を作ってみたり、いろいろな場面でぜひご活用ください。またその際は、ぜひご感想や「こんなことに使ったよ」という声をSNS等で広めてくだされば幸いです。
文:小倉祐輔(WRCJ事務局)
編集・構成:松田明功(同事務局 / スタジオ・ボウズ)